2024年1月21日、第84回昇段審査会が行われ杏理指導員が3段に昇段し、日本国際テコンドー協会より副師範を任命されました。

怪我などの困難を乗り越え3段昇段、副師範に任命された杏理副師範に昇段した想いやこれからの抱負について伺いました。

審査前、審査当日の心境

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3段昇段、副師範任命おめでとうございます。
昇段審査を受審するにあたり、審査までの期間や審査当日の気持ちをお聞かせください
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杏理副師範
審査前の数週間は、とにかく体調を崩さないよう、怪我をしないよう、十分に気を付けました。
3年前の全日本選手権大会4日前に、練習のし過ぎで大怪我をしてしまい 1年間テコンドーができませんでした。
なので、審査前の練習を続ける為には体調管理は必須で、どんなに沢山練習しても、 審査を受けられなければ意味がありません。
焦る気持ちを抑え、いつも通りの練習、いつも通りの生活を続ける事を心がけました。 そのおかげで、審査当日はいつも通りだったと思います。
毎日やり続けた事に心残りはなかったので、 いつも通りを自信を持ってやる事ができました。
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これまでの怪我の経験などを踏まえて審査に向けて準備されたのですね。
見事、昇段審査に合格し昇段した時の率直な気持ちをお聞かせください
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杏理副師範
審査を終え、会場を出るまで、手の震えが止まりませんでした。
審査前、審査中は、周りを過剰に意識しないよう、雑念を消す事ができましたが、
諸先輩達と比べたら私はとても未熟なので、現実に戻り、大きな責務に怯えてたんだと思います。

副師範に任命された時の心境

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昇段と同時に副師範を任命された時の気持ちをお聞かせください
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杏理副師範
震えていたくらいなので、重く受けとめたのだと思います。
ですが、審査官の方々の温かい空気に、少し気持ちが和らぎました。 自分が認められたという意味ではなく、 私が副師範になれたのは、沢山の道場生たちのおかげなんだと感じたからです。
審査官の方々は、私だけを見たのではなく、 私と道場生たちを見て下さっての任命なのだと思ったら、仲間の存在がとても心強かったです。

昇段までの道のりで最も印象に残っていること

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杏理副師範の中でどれだけ道場生の存在が大きいかが分かるエピソードだと思います。
昇段審査に向けた道のりで印象に残っていることをお聞かせください。
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杏理副師範
審査1ヶ月くらい前、自分は本当に審査を受けて良いものか、不安でいっぱいだった時、 寺島師範から
「審査当日は、二段の型を3つ、組手、試割しかやらないけど、 本当は、白帯から黒帯までの全ての型、全ての約束組手、様々な技での試割をやるんだけど、時間の関係で見せるものが絞られているんだよ」
と言われた事です。

私が3年前に怪我したのは、チュチェという型の練習中で、審査ではそのチュチェを見せなければなりません。
怪我の恐怖心もあり、チュチェを立派にやらなければという事で頭がいっぱいでした。
寺島師範の言葉は、実際どうかという事ではなく、 ”審査の為の練習”をしていた私に、純粋に稽古する大切さを教えてくれました。

私は審査の為に長年テコンドーをやってきたわけではありません。 自分の為、家族の為、道場生の為にやってきたテコンドーを、 「今」ではなく、「今までの全て」を出せば良いのだと分かりました。
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審査の為ではなく、 自分の為、家族の為、道場生の為に稽古をするという姿勢は本当に素晴らしいと思います。
続いてこれまでのテコンドー人生で一番印象に残っていることをお聞かせください。
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杏理副師範
コロナで3ヶ月間、道場ができなかった時です。終わったと思いました(笑)

でも、2011年3月の震災時でも2ヶ月間練習場所が使用できず それでも乗り越えられた経験があったので、 「大丈夫!とにかく思いつく事を全部やろう!」と必死にもがけました。
公園で練習したり、毎日のYouTubeとインスタライブは100日間。 ZOOMでのオンライン稽古は200回以上やることができました。
おかげで道場生達との絆は深まり、 多分、当時参加していた道場生達は、とても充実した自粛期間を過ごせたかと思います。
また、運動ができない状況でしたので、みんなストレッチ体操ばかりしてたから、 道場が再開した時には、見違えるほどの柔軟性を身につけていました。
終わりの見えない試練はとても厳しく辛いけど、 諦めさえしなければ、明けない夜はない。
おかげで私は、今後何事も不屈の精神で乗り越えられると思います。

3段副師範としての抱負

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困難な状況でもできることを前向きにする気持ちで乗り越えられたんですね。
続いて、3段副師範としての抱負をお聞かせください。
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杏理副師範
道場の事、自身の稽古など、今までやってきた事を更に力を入れて続けながら、 副師範として、指導者の育成に尽力します。

インフィニティ稽古生へ一言

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ありがとうございます。
それでは、最後にインフィニティの稽古生へ一言お願いします。
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杏理副師範
みんなとても頑張ってます。
とても素敵に成長しています。
いつも優しくしてくれてありがとう。
学校や会社、おうちでも テコンドーやってて良かった!
そう思える事が増えるよう、全力を尽くします。