インフィニティテコンドーから第35回全日本大会に出場した選手のインタビューをご紹介します。
今回のインタビューは個人マッソギ・トゥルに出場した寺島百合菜2段です。
今大会の感想をお聞かせください
大会が終わって10日経ちましたが思い出すたびに涙が出ます。
反省と後悔でいっぱいで、この先の不安を思うと辛いです…。が、泣いていても仕方がないので、小さなことから頑張っていこうと思います!!
トゥルで準優勝したときの気持ちをお聞かせください
まず、初戦で勝てたことが嬉しかったです。でも優勝したかったです。
今大会、マッソギでは残念ながら途中棄権となりましたが、その時の気持ちについてお聞かせください
正直、トゥルとマッソギの調子が良かったです。
約2年ぶりの大きな大会で高揚していたのもあり、膝の怪我をしていたことを忘れるくらい自分の動きや目の前の状況に集中してしまいました。
マッソギの途中、初めて膝の前十字靭帯を断裂した時と同じ痛みがしました。
足が動かず、立てなくて、「またやってしまった。」と放心状態でした。
2度目の怪我となり心が折れそうなときはありませんか?
大会が終わって一週間は、折れてたかもです。
あの一瞬にして、生活が変わってしまい、もうテコンドーには戻れないと大会後一週間は毎日泣いていました。
「怪我でよかったじゃん、治るんだから。」と言われ、複雑な気持ちになりつつも、前向きに捉え、コツコツ強くなろうと思えました。
それに、道場のみんなに会ったら、いつも通りの自分に戻れて、まだやれる!と元気になりました。
2度の大きな怪我をした百合菜2段だからこそ、他にも怪我で苦しんでいる人達の気持ちが分かると思います。
これからどういう気持ちで乗り越えていきますか?
怪我はしないほうが良いんですけど、怪我をすることで体の使い方を見直せたり、技が繊細になるので他の人よりもよく考えてテコンドーをするようになります。また、テコンドー以外でもさまざまな視点で物事を考えられるようになります。
初めて左膝の前十字靭帯を断裂したときに感じたのは、電車での出来事。サポーターを付けて、杖をついて歩く生活が続きました。席に座ろうとすると、ぶつかりながら走って席に座られちゃったり、目が合うと寝たふりや睨まれたり「学生なのに。」と言われたり、悲しい気持ちになることが増えました。
電車では端に立って外を見るようにしたり、席が空いていても座らないようにしたり、途中で降りてトイレで泣いてしまうこともありました。
結果、周りの人の思考や状況把握、テコンドーの技について細かいところまで気づけるようになりました。
自分が悲しい思いをした分、私はしない!と少し勇気も持てるようになり、行動にも移せるようになりました。
なので、辛いことももちろんありますが、怪我は自分を強くするタイミング。
今日は天からの贈り物です✨
今後の目標をお聞かせください。
完全復帰をすること。
心も体も強い選手になること。です!
インフィニティ稽古生へメッセージをお願いします。
会場で名前が呼ばれた時、戦っている時。インフィニティの声援が聞こえて、ひとりじゃない、みんないる!インフィニティみんなで戦っているんだ!と、強い気持ちになれました。
たくさんの応援、うちわ、蛍光ジャージ!本当にありがとうございました!!必ず、復帰します!
私、元気ですよ!!!💪